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断熱について考える(2)


内側充填断熱と外張り断熱、断熱能力は変わらない

内側充填断熱外張り断熱は、適切な厚みと適切な施工がなされていれば、断熱能力に大きな差はない、と前頁で書きました。 断熱、すなわち「内部と外部の気温差を大きく保つ能力」は、

「断熱材の性能」×「厚み」

という公式で決まります。この公式に、断熱材の位置(内側か外側か)はまったく影響しません。同じ断熱材を同じ厚さ使用していれば、同じ断熱性能が得られるわけです。

厳密には、柱や梁で断熱層が分断される内側充填断熱は、断熱層がほとんど切れることなく建物全体を覆っている外張り断熱よりも、「同じ断熱材を同じ厚さで使用した場合には」若干性能が劣ることになります。このため、「次世代省エネルギー基準」などの最新の基準では、内側充填断熱には、外張り断熱よりも断熱材を厚めに使用するように定めています(例えば、東京で、壁に高性能グラスウール断熱材を使用する場合、外張り断熱では厚さ7cm、内側充填断熱では厚さ9cm必要)。「内側充填断熱と外張り断熱に、断熱能力の差はない」と書いたのは、この、断熱材の厚さの差もふまえたもので、実際の建物の断熱能力に則した評価と言えます。

では、内側充填断熱と外張り断熱の違い、とは?

では、巷で騒がれている、外張り断熱と内側充填断熱の違いとは、いったい何なのでしょうか?

それは、「壁体内結露を起こさないための手法」の違い、に他なりません。多くの方が誤解しているような、「内部と外部の気温差を保つ能力の違い」では、決 してありません。優劣がつけられる断熱方法がふたつあるわけではなく、壁体内結露を起こさせない断熱の方法が「外」と「内」、2つある、ということなのです。

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